4月のおわりに、海のそばに暮らす友だちを訪ねた。
友だちの子ども、3歳を泣かせたのは、39歳のわたし。ハッハッハ!
ぜんぶで3回くらい泣かせた後にでかけた海で、彼女とわたし、ふたりきりの時間があった。すっかり嫌われてしまったかしら、と思いつつ、貝がらや石ころであそんだ。
しばらくすると彼女は、ぽつぽつと、通い始めたばかりの幼稚園がたいへんなのだ、という話をはじめた。ぜんぶ、じぶんでやらなくちゃいけないからさ、と。泣くのってなんか子どもっぽいよね、とも言った。聞けば、幼稚園では泣かないらしい。きらいなおかずも食べる。みんなが残さず食べているから。
4月。変化の季節。とつぜん社会におくりこまれて、小さな彼女なりに、バランスをとっているのだなあ。
ねー、たいへんだよねー、と語り合う3歳と39歳の人間がふたり。春の明るい海辺で。
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